キミの幸せを祈るうた

Supermanじゃなくても君を守りたい

きみが大輪の花を咲かせる日

春を待ち侘びる、寒さが続く冬の日。2月9日は金指くんの17回目のお誕生日だ。
ついに、16歳の金指くんとお別れする日がきてしまった。

正直なところを言うと、16歳の金指くんとお別れするには心残りがありすぎる。もっと16歳の金指くんの成長をこの目に焼き付けたかった。もっとステージに立つ16歳の金指くんをこの目で見たかった。少年から大人に変わっていくその瞬間を見逃したくないのに。16歳の春も夏も秋も冬も、その一瞬一瞬しか存在しない特別な時間だったのに。自分たちの力ではどうしようもないものに16歳の大半を奪われしまうことに、わたしはいつもどこにぶつけたら良いか分からない憤りと焦りをずっと感じていた。どうして。なんで。16歳の金指くんを奪わないで欲しいっていつも思ってた。

でも、16歳の金指くんは違った。いつも目の前にある課題を見つけては努力を続けていた。金指くんには目標がある。幾度も雑誌で口にしてきたそれらはびっくりするくらい現実的で夢ではなくて目標だった。進学のこと、アイドルとしてどうなりたいか。そのために今自分ができることは何か。多くの制限が存在する中で、今自分ができることを探して、着実に目標へと近付こうとする16歳の金指くんの姿はそれはそれは逞しくて、この人を好きになって良かったと何度も思わせてくれた。

自分語りになってしまうけど、わたしはもういい大人だから、夢や目標に対してとても臆病だ。新しいことを始めることも、とてもこわい。傷付くことが、挫折することがこわくて頑張ることをすぐ諦めてしまう。見栄を張って、何もできない自分やかっこ悪い自分を隠そうとしたり。でも金指くんはできないことやかっこ悪いところを全部認めて、受け止めて、努力して前に進もうとする心の強さがある男の子だ。過去のエピソードを遡ると、事務所に入る前からもともと努力家で頑張り屋さんだったことが分かるけど、この1年を振り返ると自分のそのときの想いや心の奥の柔らかい部分をファンにも見せてくれるようになった気がする。そんな、アイドル金指一世を形成している根っこの部分を知るたび、触れるたびにいつもすごいなあ、敵わないなあって思ってしまう。金指くんはとてもかっこいい。そして、ものすごく頼もしい。ここ最近はステージに立っていても、心に余裕ができてきたって話していたね。積み重ねてきた努力が自信に変わって行くってこういうことなんだね。こうやって、16歳の金指くんが静かに燃やしてきたその心が、積み重ねてきた努力が、17歳の金指くんをさらに輝かせてくれるんだろうなあ。金指くんが大輪の花を咲かせる日はきっとすぐそこだよ。

お別れするには心残りがありすぎると思っていたのに、今16歳の金指くんを振り返ると「大好き」で溢れている。ステージに立つ機会が少なかったこと、奪われたものがたくさんあった中で、金指くんは多くの変化や成長を見せてくれた。美 少年初主演のドラマが決まったり、雑誌やテレビに単独出演したり、去年は名前がなかったドリボに出られたし、コンサートは開催できなかったけど配信を通してこれまで見たことのないパフォーマンスを見せてくれた。奪われたものが多いと思っていたけれど、金指くんがわたしに与えてくれたものは数えきれないくらいたくさんあったことに気付く。

16歳の金指くん。 幸せだったかな。自信はたくさんついたかな。美味しいものはたくさん食べられた?あったかい布団でたくさん眠れた?いっぱい笑って健やかに暮らせたかな。16歳の金指くんが与えてくれたものすべてが、わたしにとっての道しるべだったよ。ありがとう。大好きでした。

17歳の金指くん。 はじめまして。きっとこれからあなたのことを大好きになっていくんだろうな。14歳のときよりも、15歳のときよりも、16歳のときよりも、金指くんのことを大切に思う気持ちが強くなっていくんだろうな。アイドルとしてこんなふうになって欲しいとか、そういうのが全くないわけではないけど、でもそれ以上に金指くんがただただ幸せでいて欲しいなって思ってるよ。6人で変わらず笑い続けていてくれたら、それ以上の望みはないよ。大好きな人たちとただ笑っていてくれたら。そして願わくば、金指くんの頑張りがすべて報われますように。

金指くん、17歳のお誕生日おめでとう。この世にたった一つだけの美しい花が、夢や希望を叶えるために努力を厭わない花が、どうかきれいに花を咲かせますように。きっと春はすぐそこ。