キミの幸せを祈るうた

Supermanじゃなくても君を守りたい

「オトナ」として振る舞うことが使命だった君が20歳になる

20歳になったのぞむくんに一体何を伝えたいか、もう何日も前からずっと考えていたけど、どんな言葉も言葉に変換すればするほど陳腐になってしまって、しっくり来る言葉が浮かばない。のぞむくんを好きになって、わたしにとって6回目の誕生日。「大好き」も「ありがとう」も、もう何回目だよ聞き飽きちゃったよって笑われてもおかしくないくらい、何度も何度も呟いた。でも何度言っても足りないくらい、好きだなあって思うし、感謝してもし切れない。6回目の誕生日を迎えた今、わたしは一体どんな言葉で、この溢れる思いを伝えたらいいのだろう。

14歳ののぞむくんは、まだまだ善悪も知らない、ただ神様に選ばれた奇跡の少年だった。まだ何も知らないからこそ、強く光輝いていた。
15歳ののぞむくんは、瞬きさえ惜しいほどに成長が著しかった。目を離す隙なんて与えてくれないほどに。
16歳ののぞむくんは、「笑い」という武器を手に入れた。これまで守ってきた自分のアイドル像を壊してまで、守りたい自分に出会った。葛藤もあったようだけど、のぞむくんがのぞむくんらしくいるためにすごく大切な1年だった。
17歳ののぞむくんは、もしかしたら何処かで迷っていたのかもしれない。誰にも相談できず、期限を決めた夢を追いながら。そして、苦しみもがきながら、やっと手に入れた夢。のぞむくんを好きでいてこれ以上にない幸せだと思ったのが、7人でデビューすることが決まったあの日。のぞむくんにとっても、そうであったら良いな。
18歳ののぞむくんは、愛される才能をどんどん開花していった。誰かに対して「愛してる」「愛して欲しい」と愛を謳うのぞむくんは、疑わずに愛してもらえる場所と愛していきたい人たちを見つけたんだなと思った。
19歳ののぞむくんは、仕事を通して一回り大きくなった。初主演舞台やドラマ出演、ファッションモデルなど、グループから出てさまざまなことを吸収してきた。不安さえも味方にして、自分の表現の幅を広げた。20歳として、羽ばたく準備の年。
20歳ののぞむくんは、きっともっと、わたしの「好き」を深化させていくのだろう。

振り返ると、6年分の「好き」が溢れて止まらない。こうやって、これからもひとつずつ年を取っていくのぞむくんをわたしはわたしの心のシャッターで切り取って、心のアルバムにそっと閉じ込めていく。何よりの宝物。

のぞむくんを薔薇に例えるなら、きっと四季咲きの薔薇だ。季節関係なしに花を咲かせて、人々を喜ばす綺麗な薔薇。開花後に伐り戻すと次に伸びる枝に花をつけて、次々と開花を繰り返す。花によっては冬まで咲くこともある。綺麗な花を咲かせることが、この世界では喜ばれることだと分かっていて、わたしはまだまだ新芽ののぞむくんにはそんなに綺麗に咲かなくていいんだよと言いたくなる。時には花を咲かせないときがあったっていい。失敗したり間違ったりしていいんだよと思いながら、何でも卒なくこなす一方で、隠れて努力している姿に、小6で入所して以来、早くして「オトナ」になることが使命だったのぞむくんに思いを馳せる。ステージに初めて立ったその日から、周囲に求められることに精一杯応え続けていたあの小学生が20歳になる。のぞむくんがひとりで綺麗な花を咲かせることができることくらい、もうずっと前から知っているけど、それでも台風や強い雨風から守ってあげたい。可愛くて可愛くて仕方なくて、甘えやかしたくて、過保護に囲ってあげたくて。綺麗に咲かせることが求められるこの世界、わたしの役目は6年前からずっと変わらない。それは、20歳になっても、30歳になっても「のぞむくんはのぞむくんのままでいい」と甘やかし続けること。小学生の頃から「オトナ」として振る舞うことが使命だったのぞむくんがジャニーズWESTになり、「子どもでいることが自分の使命」と言えるようになった今も、そしてこれからも、過保護に心配して、甘やかすことが唯一わたしがファンとしてできること。年齢を重ねてどんどんできることが増えて行っても、逆に年齢によってできないことが増えて行っても、わたしはのぞむくんを出会った頃のように甘やかして、のぞむくんの全部を受け止めたい。

早く大人に、と背伸びし続けたのぞむくんにとっては、恐らく「やっと20歳」。20歳ののぞむくんはきっとこれまでよりもずっとずっと自由だ。自由を手に入れたのぞむくんがどんな風に羽ばたくのかが楽しみです。20歳ののぞむくんに幸あれ。あなたの幸せを何よりも祈っています。